公認ファシリテーターコミュニティ アクティブ・ブック・ダイアログ勉強会を開催しました

公認ファシリテーターコミュニティ アクティブ・ブック・ダイアログ勉強会を開催しました

学校・企業・自治体・オープン体験会、都会と地方など、様々な組織や地域でこのSDGs de 地方創生カードゲーム研修は行われていますが、地域の実情、課題、目的によって学べることは様々にあります。このカードゲームをよりよく活用し、参加するみなさんへの気づき、行動変容に繋げていきたいと、公認ファシリテーターコミュニティでは、ノウハウ・スキルのシェアや公認ファシリテーター同士のネットワーク強化を目的に、有志による勉強会や交流会が開催されています。

その中の1つに、アクティブ・ブック・ダイアログ(以下、ABD)という読書法を用いて勉強会を行っています。この読書会は、兵庫で活動する公認ファシリテーターの越 希美江さんが発端となり企画が始まりました。「まち・ひと・しごと地方創生基本方針2020」やSDDs や地方創生に関する書籍を読み、さらに意見交流を行うことで、それぞれの考えや意見を深めたり、ファシリテーター同士の交流に繋げていこうと開催されています。企画は持ち回りでバトンパスしながら公認ファシリテーターが運営を行っていますが、3回目を担当した福本安信さん想いをお聞きしました。

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■自己紹介
福本安信
1958年5月18日生まれ、62歳 大阪府出身。幼少期から高校時代まで野球に打ち込んでいました。大学入学も俳優養成所に入るため1年で退学。その後、日本マクドナルドに1986年入社し、直営・FCで約30年現場第一主義、人材育成、コミュニケーションアップをミッションとし、風通しの良いエリアを目指し店舗運営をサポートをしました。
その後マクドナルドフランチャイズ会社の部長を務めた後退職し、「90%が知らない人改革コンサルタント」として独立。現在は全国各地で融資から人材育成、組織風土改革まで経営トータルサポートを行っております。

SDGsは人材育成にも非常に重要と考え、2020年7月に地方創生ファシリテーターの資格を獲得。

■バトンパスされた時の思い
越 希美江さんの発案でこのABDは始まりました。2回目は池田久さんと2人で企画・開催しました。
この勉強会は、毎回の題材に対して参加者の皆さん全員が、積極的で前向きにディスカッションする会で、自分にとって勉強にもなり、同じ志を持った仲間と繋がることができるので非常に有意義です。第3回を自分がバトンタッチされた時、前向きで、同じ志を持ったメンバーが参加されるので、私は楽しく自分の想いを語っていただけることだけを心掛けておりました。

■「グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界 」を題材とした理由
2020年は新型コロナウイルスによって、世界中の人々の環境・生活・人間関係が大きく変化しました。このコロナ禍で、個人それぞれがどうように対応していくことが重要なのか、またSDGsの「誰一人取り残さない」というミッションの重要性を強く感じる機会となりました。「グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界 (日経ナショナルジオグラフィック社 発行)」を見つけ、この本の中の‐個人のリセット‐の章がまさに今の世の中にぴったりだと感じ、この本を題材に参加者の皆さんとこれからコロナへ個人がどうリセットすべきかをディスカッションしようと考えました。

■勉強会開催での様子と感想
私を含めて、5名での開催となりました。少人数ではありましたが、一人ひとりが話す時間がしっかりと取れ、また途中で意見や質問を挟んでも問題なく、非常に楽しく、活発なディスカッションができました。
人間は大地震や集中豪雨のような、短期間の災害では一致団結するという行動になりますが、今回の新型コロナのような長期間の災害では、人間は自分のことを優先する傾向もあり、SDGsを進めていく上で、コロナ禍がいい教訓になればいいと感じています。